人形マニアのメモ帳

球体関節人形について思いついた諸々を記すブログ

三浦悦子

三浦悦子 トルソーについて

トルソーのシリーズは作風の大きな変革がある。 一つは男性は男性らしくなり、成人は成人らしくなった。もう一つはテーマが明るくなった。 以前の作品だと少年の人形でも、かなり中性的で胸や股間の造形でようやく男だと分かるものばかりであった。 それがト…

三浦悦子作品についての覚え書き

イメージのシームレスな連続性を放棄しつつ、それでいて違和感なく調和した造形となる。これこそが三浦悦子作品の圧倒的なオリジナリティの源泉ではないかと思う。 「死の金月」を例にとると、上半身や左手の硬くその場に留まるような死体のイメージ、相反す…